就活生が陥りやすいリスクについて
【就活生が陥りやすいリスク】
エントリー開始時期から、目に付く企業に手当たり次第にエントリーする就活生の姿をよく見かけます。
本当にエントリーしたその企業、全部受けれるのでしょうか。恐らく無理でしょう。
だから、エントリーする企業は慎重に選びましょう。なんてアドバイスもよく聞きます。
しかしこの話、その程度の軽い話ではないことに気づかなければなりません。
自分のキャパ以上の数にエントリーすればするほど真に行きたい業界、企業からの内定は得られなくなってしまいます。
今日はその理由についてお話します。
【一先ずエントリー病は思考停止の始まり】
志望業界や職種が固まっていない学生によく起こる話に、手当たり次第にエントリーを済ますということがあります。
まだ、行きたい業界ややりたい仕事が見つかっていないから、一先ずエントリーしておこうという訳です。
敢えて厳しいことを言わせていただくと、就活情報が解禁された時点で業界や職種が決まっていない時点で既に出遅れており志望企業への就職は難しくなってきます。
私の頃でインターンシップの募集が早かった企業は8月。
そして秋から2月頃にかけてインターンシップのラッシュを迎え、3月に就活情報の解禁とエントリー開始でした。
ここで申し上げたいのはインターンシップに参加する学生ほど
「将来のキャリアビション」や「ライフプラン」を考えるチャンスに恵まれている、ということです。
そして、将来設計をしている学生ほど企業選びを熟考し軸を固めてくる為、無駄なエントリーを行っていません。
無駄なエントリーが減れば、1つ1つの企業のES、選考対策に時間や労力といった自身の限られたリソースを割くことができるということです。
一方、就活が解禁される3月まで何もしてこなかった場合、情報解禁とともにエントリーをし始めます。しかし多くの場合、「選考を受けるかもしれないから」という理由からエントリーをしているに過ぎません。軸をつくれなかった学生は、普段目にすることのない業界や企業情報に踊らされ、際限なくエントリーを行う思考停止人間と化してしまいます。
【エントリー数と1社にかけるリソースはトレードオフされる】
自分の持つ時間といったリソースは限りあるものです。
それでは、限られたリソースをエントリーした企業に均等に分配するとどうなるでしょうか。
例え、志望度の高い企業に分配比率を高くしても1社にかけるリソースはエントリー企業数が多いほど少なくなっていくことでしょう。
作成するES数が多ければ多いほどES1つ1つの質は下がる「トレードオフの関係」にあることにぜひ注意してみてください。